西洋ミツバチと日本ミツバチ

ハチミツってどうやって出来るの?

ハチミツを作る工程ですが、勿論ミツバチによって作られるというのはご存知な方が多いと思います。
ではどのように出来ていくのかというと、ミツバチは身体の中に蜜を溜めることのできるミツ胃と呼ばれる特殊な袋を持っています。
その袋に花の蜜を溜めるとミツバチは巣へと持ち帰ります。

そしてそれは巣の中の貯蔵庫にしまわれ、数回、貯蔵庫を移動します。
ここで一つ補足をしますと、この段階の蜜は、まだ我々の知っている甘いハチミツにはなっていません。
ハチは蜜を袋から出し入れする際に、数種類の酵素と蜜を混ぜます。

そうすることにより蜜は化学反応を起こし、ハチミツへと変わっていきます。
また、この酵素には防腐効果もあり、混ぜることによって長持ちする食糧へと根本から変えます。
貯蔵庫の入れ替えを行いながらハチの羽で煽いで水分を含んでいた蜜は徐々に糖度を増していき、また、長期的な保存が可能なものへと変化します。

こうして長い時をかけて作られたハチミツは、ハチによってよく熟したと判断されると、ハチが分泌する蜜ロウでコーティングされて保存され、栄養価の高い食料となります。
私たちがよく目にするハチミツですが、このようにハチの多大な努力によって作られているのです。

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